高大連携の一環で継続的に実施させていただいている星翔高校の出前授業に行ってきました。
星翔高校との出前授業は今年度、普通科・工業科の2年生や3年生対象に計6回実施してきましたが、今回参加してくれた皆さんは、昨年の4月・5月の授業にも参加した普通科2年生の生徒さん達です。
からだ探求の系列を選択してくれている生徒が対象だったので、皆さん医療分野には興味を持っている方ばかりです。
4月～5月に行った出前授業の時にも臨床工学技士の仕事内容については聞いてもらいましたが、今回はその時よりも詳しく手術室で生命維持管理装置を実際に扱う映像を見てもらいました。
そして、体験実習は星翔高校の工業科の皆さんが受講した際に大好評だった「電気メス」の機器を実際に体験！
ドラマでしか見たことない電気メスを触れるという事で高校生たちのテンションは上がります！
実際にバナナを電気メスで切ってみると煙と火の粉が出てきます。
人体を電気メスで切るのは医師の仕事ですが、問題なく動作するように準備やメンテナンスを行うのは臨床工学技士の仕事。
こうして様々な医療機器に触れることも、臨床工学技士を知るうえで大切な経験になります。
出前授業を終えたアンケートからは、「他の医療系職種にしようと思っていたけど臨床工学技士も検討しようと思った」と書いてくれた方もいました。
臨床工学技士は、診療放射線技師・臨床検査技師・医師・看護師などの分野から進路変更して入学する人が多くいる仕事です。星翔高校の皆さんも出前授業を通じて臨床工学技士を知ってもらう良いきっかけになったかのではないでしょうか。
今年度もたくさん実施させていただいた高等学校との出前授業は今回が最後になりました。
ご協力いただきました高等学校の先生方、ありがとうございました。
滋慶医療科学大学では、次年度も地域の高校との出前授業を通じて、高校生のキャリア形成支援を行っていきたいと思います！
