医療機器メーカーと連携する
「実践教育」で、
臨床工学技士の
可能性を広げる
30年以上、医療業界に多くの人材を送り出してきた大阪滋慶学園グループ。培ってきた医療業界とのネットワークを生かし、豊富な病院実習に加え、医療機器メーカーなど多くの実習先を用意しています。医師や企業の専門家と高いレベルのコミュニケーションが取れる能力はもちろん、将来的に医療機器の開発エンジニアとしても活躍できるスキルを身に付けます。
企業実習受け入れ先(50音順)
受け入れ先からのメッセージ
医療機器メーカーが求める
臨床工学技士の姿。
株式会社メッツ 代表取締役
福田 充宏さん
医療機器は機械である以上、不具合を避けて通ることはできません。不具合が発生した際には、起こった事象に対して事実を把握し、解決策を導き出すと同時に、危険性を煽るような推測に対しては冷静に対処することが求められます。工学的思考をバックボーンに持つ臨床工学技士こそが、この役割を担うことが可能な存在であると私は信じています。 当社に実習に来ていただく学生には、医療機器の点検に使用するシミュレータや測定機のメンテナンスを課したいと考えています。キャリブレーションや、不具合発生機器の評価など、実機に起こるトラブルに対処する方法を通して、技術者としての考え方を学んでいただければと思います。また、お客さまの機械を扱うということに対する姿勢や、真摯さも重要なポイントとして評価する予定です。
在学中に様々な医療機器に
触れられたことが大きな財産に
株式会社ジェイ・エム・エス
血液浄化営業部
東 順也さん
総合医療機器メーカーである当社は、一般消耗品、心臓関連用品、透析関連用品の3部門に分かれ、私は血液浄化営業部に所属。お客様である医療従事者の方は、多様な医療機器を扱われているので、こちらにも幅広い知識が求められます。その意味では、臨床工学技士の資格取得の際に医療機器の知識や手技を学び、在学中に多くの製品を扱えたことが大きな財産に。自分の担当分野以外の知識を有していることで、お客様とスムーズに話ができ、会話の説得力も増しているように思います。
臨床工学技士の知見は、
メンテンナンス業務にも生かされる
日機装株式会社
西日本支社 大阪営業部
杉本 千里さん
機器メーカーである当社メディカル事業本部のサービスエンジニアとして、人工透析装置を中心としたメンテナンス業務などを担当。医療機器や透析に関する専門知識、さらには現場の業務内容も理解しているのが臨床工学技士有資格者としての自身の強みで、実際に透析液浸透圧の理論計算をはじめ様々な知識が役立っています。大学では臨床工学技士としての専門性はもとより、コミュニケーション能力などの社会性を養い、どんな職場でも適応できる力を身につけてください。
医療機器のあり方や概念が
技術革新とともに大きく
変化していく
日本光電工業株式会社
営業本部 病院営業統括部
ハイケアソリューション部 ER/ICU課
山本 琢磨さん
弊社は主に生体から発生する電気信号(バイタルサイン)を計測・モニタリングなどを行う医療機器の製造販売を行っています。バイタルサインを正確に計測することはもちろん、将来的には計測データを元に、スコアリングやAIを用いた患者様への予防医療、治療への早期介入が進んでいくと考えております。臨床工学技士の役割もより大きくなるでしょうし、医療への貢献、発展に尽力できる臨床工学技士として「患者様への最適な対応」を常に意識し、行動できる“人財”になることを期待しています。
企業も含め、臨床工学技士の
選択肢は広がってきている
フクダ電子株式会社
営業部 CVRプロダクトグループ
クリティカルケア営業部
田野 雪絵さん
人工呼吸器の販売サポートを手がけ、医療スタッフへのプレゼンや操作説明、社員研修などを担当。機器の特徴や動作原理を説明する際に、メーカーの資料だけでは理解しにくいことがあり、それを補ってくれるのが学生時代に培った臨床工学技士に関連する基礎知識です。同資格は、私が社会人になった頃と比べると認知度も増し、医療現場はもちろん企業でも必要とされる職種になってきました。選択肢は広がってきていますし、挑戦する意欲を持ち続け、勉学に励んでください。