充実の教育環境
姉妹校の卒業生が勤務する病院から多くの医療機器が寄贈され、高価な機器でも数名に1台行き渡ります。
また、台数の多さだけではなく、例えば人工透析装置では
日機装社製や東レ・メディカル社製、ニプロ社製など、各社製品がそろっている点も大きな特徴です。
実際の医療現場で使用されている機器に触れながら、充実した実習を受けることができます。
施設紹介
臨床工学実習室
生命維持管理装置のほか除細動器や電気メスなど豊富な機器・機材を用いて実習を進めます。医療機器の動作原理や内部構成、操作の方法や機器の安全管理など、専門的かつ実践的な知識・技術を習得します。
基礎医学実習室
解剖学や生理学を中心に実習が行われます。人体の構造と機能について、血液・組織標本の顕微鏡観察や、心電図・血圧・超音波など生体を計測することで分かる様々な生体内の現象やメカニズムを学びます。
基礎工学実習室
医療機器の電気的な作動原理を理解するため、電気工学・電子工学に関する様々な法則や定理を実習を通じて検証。また、オシロスコープなどの計測機器の取り扱い方法を学び、医療機器に関する工学的理解を深めます。
模擬手術室
手術室業務の実習を行います。基礎医学・基礎工学実習で培った医学と工学の知識を生かし、人工心肺装置、麻酔機器、電気メス、患者監視システム、手術器具、ガス配管システムなど、実践さながらの演習を行います。
大講義室
1年次の必修科目のほとんどは、大講義室を使用して授業を受けます。
PC・語学演習室
情報処理演習など、情報系の授業で活用。一人一台のパソコンを使用して、授業を進めていきます。
学生ラウンジ
昼休憩や空きコマなど、学生が自由に使用できる空間。
学生サポートセンター
就職に関する求人票や参考資料を配置。専任スタッフと相談もでき、これからの就職活動に役立ちます。
学生食堂
大学の地下一階にある「Jikeiれすとらん」。メニューも豊富で毎日通っても飽きません。お菓子やドリンクも人気です。
医療機器紹介
人工心肺装置
心臓外科における手術などの際、一時的に心臓と肺の機能を代行する医療機器です。手術の際に、心臓をとめる必要がある場合、もしくは肺のガス交換などに、一時的に用いる装置です。その装置の保守・点検、操作を臨床工学技士が行います。
人工呼吸器
手術の時や呼吸がうまくできない患者さんにこの装置を使って呼吸をサポートします。臨床工学技士は空気が通る管(回路)をセットしたり、運転条件を設定・操作して正しく使用できるように管理をします。
人工透析装置
体内に貯まった老廃物などを排出する機能が働かなくなった患者さんに、血液透析療法、血漿交換療法などの血液浄化療法を施します。臨床工学技士は穿刺(せんし)や人工透析装置の操作などを行います。
保育器
NICU(新生児集中治療室)で体温管理などを目的に使用されています。体温調節が未熟で環境温度に影響を受けやすい新生児が、低体温や高体温にならないようにサポートします。
除細動器
心臓が痙攣し、血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。医師が適切に使用できるよう、臨床工学技士はメンテナンスや管理を行います。