手術支援ロボットや離島・地方での遠隔医療システム、AI技術を搭載した診断支援ソフトウェアなど、医療の情報技術活用は今や広く取り入れられています。一方で、医療機器の取り扱いに必要な知識やスキルも、高度化・複雑化が進んでいます。そうした機器を欠かすことのできない現代のチーム医療を支えるメディカルスタッフの一職種で、医療現場で唯一、工学の専門知識に長けたエンジニアこそが「臨床工学技士」です。
さらに、医療機器メーカーを筆頭に、モノづくりを行う企業でエンジニアとして〝医工連携〞を進める医療機関や企業で活躍する臨床工学技士が飛躍的に増えるなど、社会が求める重要な人材となっています。
本学には最先端の機器から、今も現場で使用されている機器まで取り揃え、幅広い学びの機会を下支えしています。そして、より実践的な環境に身を置き、医療現場が求める工学の技術を学ぶべく、私たち滋慶医療科学大学は、病院実習（臨床実習）や企業実習に時間を割き、社会の期待に応えることのできる人材育成に努めます。