いのちを救うため
最新医療テクノロジーの
フロンティアをゆけ。
滋慶医療科学大学学長の千原國宏です。
滋慶医療科学大学は、滋慶学園グループの教育理念「高い専門性と職業実践能力、豊かな人間性、そして国際社会に通用する能力の涵養」に基づいて、医療安全管理学に関する卓越した実践能力と研究能力を持つ人材の育成を目的として、2011年4月に修士課程のみの大学院大学として開学し既に10年の歴史をもっていますが、本年4月から医療エンジニアまた医療機器開発者として活躍する「いのちのエンジニア(臨床工学技士)」を育成するために医療科学部臨床工学科を新設した大学です。
現在、医療の分野では加速度的に技術革新が進み、ダ・ビンチをはじめとするロボット技術による手術や治療、AI による画像認識技術を応用した医療診断システムなど、先進医療でも、地域医療の現場でも、既に医療の変革は始まっています。また、医療の安全と管理の専門家としてチーム医療のリーダシップがとれる人材の増加も求められています。このために卓越した教育研究環境を整備すること、ならびに社会的情勢やニーズに応える教育研究に邁進することが本学の重要な責務の一つと考えます。
いうまでもなく大学の使命は、「知の伝承(教育)」「知の創造(研究)」「知の流通(社会貢献)」です。滋慶医療科学大学においても、教育面では医療に従事したいという強い使命感を持った人材を臨床工学技士・学士(臨床工学)あるいは修士(医療安全管理学)として社会に送り出し、研究面では医療機器に関する医学や工学分野の材料・機器・装置の開発あるいは医療安全管理学に関する新たな知見を体系化し、社会貢献面では医療機器や医療安全管理に関する正しい知識を広く社会や世界に還元するという三つの使命を果たしつつ、医療科学の道を究めていきます。
現代のチーム医療を牽引するリーダ的存在、専門知識が豊富なエンジニアあるいは医療安全管理のスペシャリスト、として信頼されるメディカルスタッフの育成に微力を尽くしますので、どうかよろしくお願いします。
学長 千原 國宏