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学校法人 大阪滋慶学園 滋慶医療科学大学

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ニュース&イベント

知ってる?DMAT~医療災害対策セミナーに教員が参加しました!~

2024.1.30

報告

先日、本学グループ校の大阪ハイテクノロジー専門学校で、大阪府臨床工学技士会主催の災害対策セミナーが開催されました。

滋慶医療科学大学からは、医療災害についての記事を執筆した松井准教授が参加しましたので、本日はそのセミナーのレポートをお届けします。

●医療災害(前編)の記事はコチラ

●医療災害(後編)の記事はコチラ


皆様はDMAT(Disaster Medical Assistance Team)をご存知でしょうか。

災害時の急性期(発災から48時間以内)に活動を開始できるよう訓練された医療チームのことです。

セミナーの講義では実際の病院での災害対応・災害対策の現状や、臨床工学技士として実際にDMATへ参加し災害地へ派遣された先生の経験を中心にDMATの詳細な内容の説明、先日発生した能登半島地震へ派遣された時の話、DMATとして熊本豪雨災害派遣の経験をお持ちの先生の話など、実際に災害が起こった際にどのような対応が必要なのか大変貴重な話を聞くことができました。

講義の後は、グループに分かれて災害対策シミュレーションに参加しました。

シミュレーションでは中原式災害対策本部シミュレーション「RAWIS Card」というカードを使用して行われました。

本部長・副本部長・書記係・連絡係などの担当に分かれ連携をとりながら、次々渡される災害現場の状況が書かれたカードを元に、クロノロジーと呼ばれる時系列データをホワイトボードに書き出し、どのように対応していくのかを体験しました。

なかなかうまく対応出来ませんでしたが、出来なかったからこそ現時点で足りないものは何かを把握することができました。

大阪府臨床工学技士会の災害対策委員会のメンバーの皆様の熱意を感じる素晴らしいセミナーでした。

大阪府臨床工学技士会では定期的に災害対策セミナーを実施されています。

医療系の大学・専門学校に通う皆様も興味のある方は是非参加してみてください。


松井 智博 准教授

2006年阪和記念病院に入職、2014年臨床工学技士長兼医療機器安全管理責任者を経て、2021年12月より本学准教授。

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