皆さん、こんにちは!
今回は6月16日のオープンキャンパスで実施した電気メス体験のレポートをお届けします!
コードブルーや東京MERなどの医療ドラマにもよく出てくる電気メスですが、実際に見たり触ったりしたことがある人はほとんどいないのではないでしょうか。
今回の体験実習では参加者の皆さんに実際の電気メスでバナナを切ってもらう体験を行いました。

そもそも電気メスは普通のメスとはどう異なるのか?その仕組みについて簡単に説明しますね。
電気メスは、手術の際に体を切ったり、出血を止めたりするための医療機器です。
普通のメスとは違い、電気を使います。

電気メスの原理
- 電気を流す: 電気メスは高い周波数の電気(高周波電流)を使います。
- 回路を作る: 電気が通る道(回路)を体の中に作ります。これを「閉回路」と呼びます。
- 組織の加熱と切開: 電気が体を通ると、その部分が蒸気爆発し、組織を切ったり出血を止めることができます。
オープンキャンパスでは、こうした原理の説明を行ってから、実際に電気メスでバナナを切断!
想像以上に煙が発生することに、参加者のみなさんからは驚きの声もあがっていました。
通常のメスとの違いも解説し、貴重な説明&体験に保護者の方も含め、興味津々の様子でした。

電気メスは手術を効率的に進めるための重要な機器。
患者様を切るのは医師が行いますが、臨床工学技士はスムーズに手術が進行するように日々の管理やメンテナンスを通して関わります。
原理や使い方が分かっていないと的確な管理ができないので、普段の授業でも、オープンキャンパスと同じように、原理を学んで、実際に使ってみながら学びを深めていきますよ!
じけい医療科学大学のオープンキャンパスでは、いろいろな医療機器の体験ができます。
臨床工学技士に興味のある方はぜひ参加してみてくださいね!
