みなさん、医療ドラマはご覧になりますか?
滋慶医療科学大学は医療国家資格“臨床工学技士”を養成する大学ということもあってか、医療ドラマが好きな教職員・学生がたくさんいます。
先日ちょうど「ブラックペアン シーズン2」が最終回を迎え、話題となるなど、様々な作品で取り上げられる医療現場。
その中でも、臨床工学技士が登場したことで大学内で話題になったのがTBSドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』でした。
その後、公開された劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』に続いて、2024年9月19日には、劇場版の続編が制作決定、来年2025年に公開予定と発表がありました。
ドラマでは東京を、劇場版では横浜を舞台に、最新の医療機器とオペ室を搭載した緊急車両(ERカー)で、危険な災害・事件・事故の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施す救急救命のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」(東京モバイル・エマージェンシー・ルーム)の活躍を描いた作品でした。
劇場版の続編ではどのようなストーリーが展開されるのか、公開が待ち遠しいですね!
ところで、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』にも登場した俳優の佐野勇斗さんが演じた「徳丸元一」という役を覚えていますか?
彼は滋慶医療科学大学で養成する国家資格と同じ“臨床工学技士”でした。
ドラマや映画では、緊急車両で医療機器のセッティングをしたり、病院内では医療機器の保守点検を行っていましたが、実際の医療現場ではどのような役割を担っているのかご紹介します。
臨床工学技士は、現在の医療に欠かせない医療機器のスペシャリストです。
医師の指示の下、生命維持管理装置の操作および保守点検を行います。
生命維持管理装置とは、人の呼吸、循環又は代謝の一部を代替、又は補助する装置のことを言います。
その例としては、人工呼吸器、人工心肺装置、血液浄化装置などがあります。
臨床工学技士の制度が出来たのは医療系国家資格の中では比較的新しく、1987年に制定されました。
臨床工学技士になるには、臨床工学技士養成校(大学、短期大学、専門学校)において厚生労働大臣の指定する科目を修得し、国家試験に合格する必要があります。
医療機器は高度化が進んでおり、今後ますます臨床工学技士の需要が増える事が予想されます。
もっと詳しく臨床工学技士について知りたい方はこちらのページをご覧ください。
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