臨床工学技士は医療機器の操作や保守管理を行う医療系国家資格。
そう聞くと、医療機器だけに関わるイメージを持たれるかもしれませんが、決してそういうわけではありません。
例えば、人工心肺装置で使用する薬液の準備を行ったり、血液透析を開始する際に患者様に穿刺を行ったり、薬液や注射針を扱う機会も少なくありません。
実習や就職で医療現場に出た際に、スムーズに扱うことができるよう、滋慶医療科学大学では薬液や注射針の扱い方も学べるように講義を展開しています。
今回はそのような医療従事者として必要な基本的作業に関する実習の様子をご紹介します。
まずは、シリンジの取り出し方、針の取り扱い方について。
特に注射針の取り扱いについては、針刺し事故防止のための予防と対策について学びます。
学生達は、真剣に先生の話を聞き、細心の注意を払いながら実習に取り組んでいました。
シリンジの取り扱いについては「片手で操作!?難しい…!」と声に出す学生も多く、学外実習前に練習しておくことの重要性を再確認することになりました。
注射針を使用し、「アンプル」と「バイアル」についても学びました。
アンプルとは、完全に密封された無菌のガラス管に薬液が入れられた容器。
バイアルとは、無菌のガラスもしくはプラスチック容器に薬液が封入され、開口部にゴム栓が取り付けられた容器。
こうした専門用語に慣れていくことも大切ですね。
このように滋慶医療科学大学では医療従事者として必要な知識や技術を学んだ上で、病院実習や企業実習に行くので、学外実習が不安な方もご安心くださいね。
学生のみなさん、理想の臨床工学技士として活躍できるよう、これからも頑張っていきましょう!
また、本学では、実際に透析装置など医療機器を使った模擬授業をオープンキャンパスで行っています。
様々な医療機器に触れられるオープンキャンパスにぜひご参加ください。