医療系の大学・専門学校では面接試験が重要視される傾向がありますので、面接での質問内容が気になっている高校生も多いのではないでしょうか。
医療の仕事は患者さんやご家族の方と関わる仕事なのでコミュニケーション能力が重視されるのはもちろんですが、それ以上に面接官は受験生の「意欲・やる気」が見たいと思っています。
なぜなら医療の仕事には看護師・理学療法士・作業療法士・救急救命士・診療放射線技師・臨床検査技師・臨床工学技士など様々な医療の仕事がありますが、それらの多くが「国家資格」だからです。
入学してからは実習や国家試験の勉強などは大変なことも多々ありますので、面接官は受験生が「その仕事に就きたい!」という強い意志を持ってい乗り越えていけるかどうかを見極めたいのです。
その点を頭に置いてもらった上で、この記事ではよく聞かれる3つの質問について詳しく解説します。
1.志望動機
医療系の面接の場合、志望動機は2パターンあります。
一つは「その仕事に就きたいと思ったきっかけ」。
もう一つは「その大学(専門学校)を選んだ理由」です。
仕事に就きたいと思ったきっかけは基本的には素直な気持ちで答えれば大丈夫ですが「親に薦められたから」「経済的に安定していると思ったから」等の答えは好ましくありません。親に薦められたことが最初のきっかけであるのは構いませんが、最終的に自分の意志でその仕事に就きたいと思ったという事を伝えるのが大きなポイントです。
大学(専門学校)を選んだ理由についてはオープンキャンパスに参加して印象に残ったこと、オープンキャンパスに参加できていない場合でもホームページやパンフレットで調べた事の中で正直に答えるのが一番です。
ただし「単に近かったから」「入学できそうだったから」などの答えはNGです。
ここでも大切なことは「この大学で頑張りたい!」という気持ちです。
また、専門学校・大学のいずれでも取得できる医療系国家資格の場合はなぜ大学(専門学校)を選んだのかも明確にしておくと良いでしょう。
【ポイント】
⇒自分自身がその仕事に就きたいと思った強い意志を面接官に伝えよう!
大学を選んだ理由についても「この大学に入りたい!」という気持ち・思いを伝えることが大切!
2.目指している医療系の仕事はどのような仕事だと思うか?
医療系の仕事内容について理解できているかを問う質問ですが、もちろん高校生の皆さんが正確に仕事内容を把握できるわけではありません。
この質問では、オープンキャンパスやパンフレット、またネットなどの情報を通してどれだけ仕事の事を理解しようと努力したのかを知りたいと思っています。
ここではあまり飾る必要はありませんが、受験する前に自分が目指している仕事について、もう一度整理しておくと良いでしょう。
【ポイント】
⇒自分なりに仕事内容を整理して話せるようにしておこう。多少の間違いを気にするより、努力の跡を見せれるようにしよう!
3.将来の夢・目標
その仕事に就きたいと思ったきっかけの話である志望動機とセットで考えておきたいのが、将来の夢・目標です。
大学でこんな事を学び、将来は●●の分野で働きたいと思っているというところまで答えられるように練習しましょう。こちらも難しく考える必要はありません。
あくまで「今」の目標で構わないので、自分はこんな風になることを目指しているんだ!という気持ちを伝えるつもりで答えましょう。
【ポイント】
⇒将来の目標や夢は、明確でなくも大丈夫。「今」の自分が思っている夢や目標を素直に話せるようにしよう!
いかがでしたでしょうか。
滋慶医療科学大学の入試でも面接試験は複数の入試において項目にしており、重要視しています。
これから受験を考えている高校生の皆さんはぜひ参考にしてくださいね。