滋慶医療科学大学では、キャリア教育の一環として高等学校での出前授業にも積極的に参加しています。

10月18日（水）に星翔高校の2年生を対象とした出前授業をおこないました。

今回授業を聞いてくれたのは機械工学科に在籍している18名の皆さん。

医療系分野の講演や臨床工学技士の仕事は知らなった人が多かったので、臨床工学技士の仕事を知る良いキッカケになったと思います。

臨床工学技士の仕事内容を聞いた後は、体験授業です。

人間の心臓は規則正しいリズムで、収縮と拡張をすることで血液を全身に送り出しています。

このリズムが極端に遅くなったり、リズムが悪くなると心臓から血液が送り出されにくくなります。

このような状態になった患者さんに対して、心臓に電気を流すことでリズムを整えるのが、心臓ペースメーカーです。

心臓ペースメーカーは本体ごと体に埋め込むタイプ（埋め込み式）と本体を体の外に出すタイプ（体外式）があります。

今回の体験授業では、心臓ペースメーカーの実物を見てもらいました。

また、体外式ペースメーカーをオシロスコープという電圧を計測する装置に接続して、実際に操作してもらいました。

オシロスコープは電圧を波形でみることができる装置で、実際にその電気のリズムや大きさ自分の操作で変化することを観察してもらいました。

臨床工学技士は、「工学」と付いているように工業系の分野を学んでいる人や機械に触るのが好きという人も興味を持って勉強できる分野です。

医療分野は今まで考えていなかったという高校生の皆さんも考えてみてはいかがでしょうか。

更に詳しく知るために、ぜひ一度オープンキャンパスにもご参加ください。