1月末に星翔高等学校の普通科(医療スポーツ系列)2年生を対象とした、高大接続の取り組みによるキャリア授業を行いました。

はじめに、医療業界全体のことから臨床工学技士の仕事内容までをご紹介しました。
初めて知る内容が多く、興味を持って聞いていただけました。 その後、臨床工学技士の2つの業務について動画で確認し、体験を行いました。

一つ目の体験は「人工呼吸器」の設定体験です。
臨床工学技士は、呼吸が十分にできなくなった患者様の容体に合わせて人工呼吸器を操作します。呼吸頻度などを皆さんに考えてもらいながら設定を変更して人工呼吸器がどのような動きをするのかを体験していただきました。 実際に医療機器に触れることで、臨床工学技士の業務をより理解していただけたと思います。

二つ目の体験は「人工透析装置」の穿刺体験です。
臨床工学技士は、人工透析装置を操作して、腎臓が働かなくなった患者様から余分な水分や毒素を取り除きます。今回はその透析治療において重要な穿刺(針を刺す)体験を行い、正確に針が刺せているかをモニターで確認しました。興味深い体験内容に皆さん前のめりになって見ていました。

「医療」は誰しもが知っている分野ですが、各医療職の内容を知っている方は少ないと思います。今回のキャリア授業が、ご参加いただいた皆さんの進路検討に少しでも役に立つことを願っています。

また、本学では、このように実際に医療機器を使った模擬授業をオープンキャンパスで行っています。

医療に少しでも興味がある方はぜひオープンキャンパスに参加してみてください。