滋慶医療科学大学では1年次からゼミ学修に力を入れています。
1年生の基礎ゼミ、2・3年生の専門ゼミを通して、臨床工学に関連する様々なテーマについて触れてきました。
最終学年の4年生では自身の関心に合わせたゼミに所属し、卒業研究を進めてきました。
そして、先日、これまでの成果を発表する卒業研究審査会を開催しました。
人工心肺や人工透析のような医療機器に関するものから、治療方法の検討、特定地域における透析施設の充足度など、臨床工学技士に関する学びを活かしたテーマの発表が続きました。
生成AIやディープラーニングなど人工知能を活用した研究も多く、医療現場のデジタル化、DX化において臨床工学技士が重要な役割を担っていくであろうと改めて感じさせられる場となりました。
4年生の学生たちはこの日のために、プレゼンテーション資料を作成し、練習を重ねてきました。
発表の後は質疑応答の時間も設けられ、教員や学生からの質問に答えていきます。
思わぬ質問が出ることもあり、発表以上に緊張する場面ですが、これまで学んできたことをフル活用しながら一生懸命に答えていました。
多くの教員や後輩の前での発表は緊張したことと思いますが、これからの社会人生活の礎となる大きな経験となったことでしょう。
臨床工学はこれからの社会に求められる学問のひとつ。
病院・企業など、それぞれ次のステージに飛び立ってからも、研究を深めていきましょう!