先日、2年生の授業で行われた「血液浄化療法装置学実習」透析液の作成実習の紹介をさせて頂きます。
血液透析治療では、腎不全患者様の体内に蓄積している毒素を除去します。
その際に使用する透析液には、毒素を効率よく除去する以外に、血液中の電解質濃度や酸・アルカリバランスを調節するといった役割があります。
今回の実習では、実際に透析液を作り、濃度の測定を行いました。
測定には株式会社テクノメディカ「GASTAT-700 Model」を使用しました。



透析液には、ナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウム、ブドウ糖などが、一部、血液と違う濃度で入っていますので、学生達は濃度の計算をして透析液を作り、測定を行いました。
濃度の計算に苦戦している学生もいましたが、お互いに協力しながら実習に挑んでいました。


血液透析治療では、臨床工学技士は医師や看護師など他職種とのチームの一員として、患者様の体調確認を行い、透析開始時の穿刺や透析装置の操作などを行います。
医療現場に出た際にスムーズな対応ができるよう、実習を通してスキルアップもしていきましょう!
今回は授業の様子をお届けしましたが、入学後の雰囲気を体感できるように、本学のオープンキャンパスでは、実際に透析装置など医療機器を使った模擬授業を行っています。
様々な医療機器に触れられるオープンキャンパスにぜひ参加してください!
