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学校法人 大阪滋慶学園 滋慶医療科学大学

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ニュース&イベント

オープンキャンパスで「脈を測る装置」をつくる!~模擬授業レポート~

2023.8.9

イベント

滋慶医療科学大学のオープンキャンパスでは、様々な模擬授業を行っており、医療・工学を軸に、医療機器の操作や電子工作の体験を用意しています。

今回は、先日のオープンキャンパスで実施した電子工作の模擬授業の様子をお届けします。

今回作成したのは脈波計です。

心臓から血液を送り出すときに血管が膨らみ、これが脈波となります。これを見るための装置です。

新型コロナウィルス感染症が流行してから、パルスオキシメーターが身近なものになりましたが、その中に脈波を表示する画面があります。

また、医療の現場でも手術室や集中治療室で欠かせない装置です。

(写真)パルスオキシメーター
(写真)生体情報モニタ

この脈波計ですが、滋慶医療科学大学では、学内実習の中で実際に学生が作成し、その原理を学びます。

ここで、その作成について紹介します。

まずはブレッドボードという回路をつくるための板を用意します。

(写真)回路図

そこに、脈をみるためのフォトリフレクタというセンサー(回路図の中の白黒の丸がある部品です)、フォトリフレクタの電流を電圧に変換し、増幅するためのアンプという部品(黒く四角い部品です)、そして波形をきれいにするためのコンデンサと呼ばれる部品などを図のようにつなげていきます。

(写真)オペアンプ

これを波形を見るためのオシロスコープという装置につなぎます。

(写真)オシロスコープ

フォトリフレクタに指をあてると指の脈がオシロスコープに表示されます。

(写真)脈波波形オシロスコープ

いきなり様々な機械や専門用語が出て、難しそうに感じるかもしれませんが、一つひとつを学びながら進めていくので、理系・工学系出身ではない方もご安心くださいね。

参加者の皆さんは、回路図をみながら装置を組み立てていきます。

初めての作業に悪戦苦闘していましたが、学生スタッフもしっかりサポートに入り、無事、全員が作成に成功しました!

オープンキャンパスで参加者の高校生が作成している様子です。
学生スタッフに教えてもらいながら楽しく作成しました。

滋慶医療科学大学では、オープンキャンパスはもちろん、普段の授業でも、実際に手を動かしながら、楽しく医療機器の原理やモノづくりを学ぶことができます。

臨床工学技士のこと、そして滋慶医療科学大学のことがよく分かるオープンキャンパス。

こちらのぺージからイベント内容や日程をご覧いただき、ぜひご参加ください。