3年生の授業で「医用機器安全管理学実習」が行われましたので紹介します。
今回は、正しい手洗い・消毒、滅菌ガウンの着用テクニックについて実習が行われました。
まず、学生達は専用ローションを塗り、ハンドソープを使い普段の手洗いをします。
その後、ブラックライトを当て、手の汚れが取れているかをチェックします。
ライトを当て、白く見える部分は汚れが残っている所になります。
普段の手洗いでは汚れが残っている事がわかり、学生達も洗っているつもりだったと、改めて気づかされたようでした。
その後、正しい手洗い方法を学びました。
ポイントは6つあり、
①手のひら
②シワを伸ばすように手の甲
③泡を立てて指先
④指をクロスさせ指の間
⑤親指
⑥手首 の順で手洗いをします。
ポイントを確かめながら改めて手洗いをした学生達は、再度ブラックライトを当て、汚れをチェックしました。
その後、消毒の方法、ラビング法を学び、消毒も右手、左手、それぞれしっかりと消毒をする方法を学び実践しました。


最後は滅菌ガウンの着用テクニックを学びました。
ガウンの着用、手袋の装着方法を学び、二人一組となり実際に着用しました。
清潔、不潔に気を付け、ポイントを頭の中で整理しながら、お互いに声を掛け合い、練習しました。
学生達は、手袋の装着に苦戦をしつつも、無事にガウンを着ることが出来ました。



最後に、ガウンを着て記念撮影!

臨床工学技士の業務には手術室業務があります。
電気メス、麻酔器、人工心肺装置など、手術室では多種多様な医療機器が必要です。
臨床工学技士は治療に合わせて機器を事前に準備し、手術中は医師や看護師と連携を取りながら的確な機器の操作を行います。
今回の実習では、手術室に入る前に行う、手洗い・消毒、手術介助のための滅菌ガウンの着用を行いました。
学生達にとっては、これから始まる臨床実習に繋がる実習になったと思います。
本学では医療機器に実際に触れることのできる模擬授業をオープンキャンパスで行っています。
また、ガウンの着用実習も行っていますので、ぜひ興味のある方はオープンキャンパスに参加してください。
