滋慶医療科学大学では、キャリア教育の一環として高等学校での出前授業にも積極的に参加しています。

今年度も早速、４・５月に星翔高等学校、５月に樟蔭高等学校へ伺い、医療分野における多職種連携についてやチーム医療の中で臨床工学技士がどのような役割を担っているのかお話しさせていただきました。

講演の後にはパルスオキシメーターや人工透析器、心電図に触れていただきました。

高校生に「医療系の仕事で知っているものは？」と聞いても、臨床工学技士の名前が出てくることはほとんどありません。

しかし、臨床工学技士は集中治療室や手術室をはじめ様々な場所で重要な役割を果たしている、現代のチーム医療において欠かせない存在です。

コロナ禍ではECMO（エクモ：体外式膜型人工肺）の操作を通して、多くの命を支えてきました。

医療、工学、情報学を学び、医療機器の操作や保守・管理、開発に携わることで、人に役立つことができる「臨床工学技士」。

出前授業を通して、進路選択の参考になれば幸いです。