医療ドラマの緊張感あふれる手術シーン。医師や看護師の傍らで、複雑な機械を冷静に操作する「あの人」の正体を知っていますか?
実は、彼らは「臨床工学技士(CE:Clinical Engineer)」と呼ばれる、医療機器のスペシャリストです。今回は、ドラマでも話題の「ECMO(人工肺)」や「人工心肺装置」を操り、患者さんの命を繋ぐ臨床工学技士の仕事について、滋慶医療科学大学の学びの環境とともに解説します。
結論:臨床工学技士は「いのちをエンジニアリングする」専門職
結論から言うと、臨床工学技士は「医学」と「工学」の両方の知識を兼ね備え、生命維持管理装置を操作・保守点検する国家資格職です。
医療ドラマでECMO(エクモ)や人工心肺装置などの高度な機械が登場する際、それらを実際に動かし、患者さんの心臓や肺の代わりを担う「エンジニア」こそが臨床工学技士です。医師や看護師と共にチーム医療を支える、現代医療に欠かせない存在となっています。
医療ドラマの「あの機械」の正体は?
ドラマのクライマックスでよく目にする、患者さんの命を支える高度な機器。それらを扱うのが臨床工学技士の主な役割です。
1. ECMO(エクモ:体外式膜型人工肺)
心臓や肺の機能が著しく低下した患者さんの代わりを務める装置です。ドラマでも「最後の砦」として描かれることが多い、極めて高度な技術を要する装置です。

2. 人工心肺装置
心臓の手術中に、心臓と肺の機能を一時的に代行する装置です。臨床工学技士はこの装置を操作して、手術中の全身の血流と酸素供給をコントロールします。

3. 人工呼吸器・透析装置
自力で呼吸ができない人を助ける「人工呼吸器」や、腎臓の代わりに血液を浄化する「透析装置」なども、臨床工学技士が保守・管理する代表的な機器です。

滋慶医療科学大学の「模擬手術室」で体験するリアリティ
大阪・新大阪駅前にある滋慶医療科学大学では、こうした高度な医療機器を使いこなすための、国内屈指の実践的な教育環境を整えています。
学内には、人工心肺装置、麻酔器、電気メスなどが揃った「模擬手術室」を完備。手術室業務の実習を、現場さながらの緊張感の中で行うことができます。

【PickUp】特に臨床工学技士の仕事を肌で感じたい方に!
3月22日(日)のオープンキャンパスでは、この模擬手術室とオリジナル台本を用いた「心臓手術シミュレーション体験」を実施します!
臨床工学技士が医師や看護師とどのように連携し、一分一秒を争う現場で命を支えているのかをリアルに体感できるプログラムです。「チーム医療に携わりたい」「ドラマのような現場を体験してみたい」という方には絶好の機会です。
その他の日程でも様々な医療機器に触れられる体験授業を用意しています。

臨床工学技士と診療放射線技師、どう違うの?
よく混同されることがありますが、役割は明確に異なります。
- 臨床工学技士: 主に「生命維持」に関わる機器(人工心肺、透析器など)を「操作・管理」し、直接治療をサポートします。
- 診療放射線技師: 主にレントゲンやCTなどの放射線機器を扱い、病気の診断やがん治療などの「検査・照射」を専門とします。
Q&A:臨床工学技士に関するよくある質問
Q1. 文系出身や理系科目が苦手でも目指せますか?
A1. はい、可能です。滋慶医療科学大学では、1年次に数学、物理、化学、生物などの基礎科目を網羅しています。文系出身者でも段階的に理解を深め、国家試験に対応できる知識を身につけられるカリキュラムを準備しています。
Q2. 卒業後の進路は病院だけですか?
A2. 病院だけでなく、医療機器メーカーでの研究・開発職や、機器の使い方を医師に説明するアプリケーションスペシャリストなど、活躍のフィールドは多彩です。
Q3. オープンキャンパスは一人で参加しても大丈夫ですか?
A3. もちろん大丈夫です!多くの参加者がお一人、または保護者の方と来校されます。学生スタッフや教職員がしっかりサポートするので、安心して参加してくださいね。