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【授業レポート】生活と共存する在宅医療について、フクダライフテック関西株式会社

2025.9.25

報告

様々な医療関連メーカーの方にお越しいただき、貴重なお話を聞かせていただく「医工連携論」

今回は、医療機器メーカー「フクダ電子」のグループ会社で、在宅医療機器のレンタル・販売・保守・サポートを中心に事業を展開しているフクダライフテック関西株式会社の石橋様と福西様にお越しいただきました。

始めに、石橋様から詳しい事業内容の説明がありました。

在宅酸素療法、CPAP(持続陽圧呼吸療法)、HMV(在宅人工呼吸療法)など、これらの機器を、医師の指示のもとで患者宅に設置し、使用方法の説明や定期的なメンテナンスを行っています。

医療機器の営業というと専門性が高く難しいイメージがありますが、フクダライフテックは「人と関わる仕事」「患者さんの生活に寄り添う仕事」という側面が強いことから、社会貢献性が高く、やりがいを感じられるとお話がありました。

次に、臨床検査技師である福西様より、CPAP(持続陽圧呼吸療法)とポリソムノグラフィ(PSG)についてお話がありました。

CPAP(シーパップ)とは、「Continuous Positive Airway Pressure」の略で、日本語では持続的陽圧呼吸療法と呼ばれます。睡眠時の気道を空気の圧で広げ、呼吸を止まらないようにする機械で、主に、睡眠時無呼吸症候群の治療に使われます。

ポリソムノグラフィ(PSG:Polysomnography)は、「睡眠の精密検査」で、脳、呼吸、心臓、筋肉の動きを同時に調べ、睡眠時無呼吸症候群など、睡眠に関する病気の診断に用いられる検査です。

これまで「いびき」や「寝不足」は軽く考えられがちでしたが、実際には心疾患や脳卒中などのリスクにもつながる可能性があるとのお話もあり、学生達にとって睡眠の健康を守ることの大切さも、より実感できたのではないでしょうか。

学生の皆さん、在宅業務は病院と違い、見えない部分も多いので、ぜひ企業実習を通して体感してみてください!

末筆ですが、石橋様、福西様、ご多忙のところ、誠にありがとうございました。