2025年12月14日(日)、滋慶医療科学大学の大石キャリアセンター長が、第26回血液浄化セミナーにて「エンドトキシン測定の歴史と透析医療への応用」について講演を行いました。
エンドトキシンとは?
エンドトキシン(内毒素)は、グラム陰性菌の細胞壁に含まれる成分で、体内に侵入すると強い炎症反応を引き起こすことがあります。透析医療においては、透析液中のエンドトキシンが患者の体内に取り込まれることで、慢性的な炎症や合併症のリスクが高まるため、その管理は極めて重要です。
講演では、エンドトキシンの測定とリムルステストの歴史、透析分野への応用についてお話をされました。


エンドトキシン管理は、透析医療の安全を支える重要な要素です。
その最前線に立つ臨床工学技士には、確かな知識と判断力が求められます。
技術の進化を活かし、患者さんの安心につなげる役割が、これからますます大きくなっていくでしょう。