2025年11月1日(土)、新大阪ワシントンホテルプラザにて開催された「第7回アジア臨床工学フォーラム」に、滋慶医療科学大学は主催者のひとつとして参画し、多数の教員・学生が参加しました。
🌏 アジア臨床工学フォーラムとは

臨床工学の国際的な発展を目指し、アジア各国の専門家が集う本フォーラムは、今年で第7回目を迎えました。
今回のテーマは「アジア臨床工学の発展のため、医療職種連携と生成AI・医療安全の貢献」。
日本・中国・韓国・ベトナム・インドネシア・タイなどから臨床工学技士、医師、研究者が登壇し、最新の技術や制度、教育のあり方について議論が交わされました。


🎓 島井教授による講演

本学からは島井健一郎教授が登壇し、「わが国における臨床工学を取り巻く情報化潮流」について講演を行いました。
島井教授は、厚生労働省 健康・生活衛生局 参与も務めており、政府が推進する医療DXに含まれる健康行政(自治体検診DXなど)の推進や電子処方箋の拡充はじめ保健医療介護福祉分野を礎とした地域・社会の情報化の推進に務めています。
🧑🔬 学生によるポスター発表と受賞
学部生からは2年生と4年生がポスター発表を行い、それぞれが研究成果を堂々と発表しました。


さらに、2年生の「抜針事故検出AIを応用した血液透析チャンバー内凝固の早期検出に向けた基礎検討」をテーマにしたポスター発表が、日刊工業新聞社賞を受賞する快挙を達成しました。


👀 聴講参加で学びを深めた学生たち
発表者以外にも多くの学生が会場を訪れ、各国の専門家による講演やディスカッションを熱心に聴講しました。
臨床工学の国際的な潮流や、AI技術の医療応用について直接学ぶ貴重な機会となり、学生たちの学びへの意欲が一層高まった様子が印象的でした。

🏫 海外参加者が大学設備を見学
フォーラム翌日には、海外からの参加者数名が滋慶医療科学大学を訪問し、臨床工学実習室や最新の医療機器シミュレーション設備などを見学しました。参加者からは「教育環境が非常に整っており、学生の実践力を高める工夫が随所に見られる」との声が寄せられ、国際的な教育交流の一環として有意義な時間となりました。



今後も滋慶医療科学大学は、臨床工学の教育・研究を通じて国際的な医療技術の発展に貢献してまいります。