命を預かる現場で感じる、
臨床工学技士のやりがい
現在は、カテーテル業務・透析・ペースメーカー管理を中心に担当しています。なかでも緊急カテーテル治療の場面では、1分1秒を争う緊張感のなかで判断と行動が求められます。医師や看護師、診療放射線技師など多職種と連携し、チーム一丸となって一人の患者さんの命を救い出せた瞬間は、「この仕事を選んで良かった」と心から思える大きなやりがいです。また、透析やペースメーカー管理など、どの業務でも患者さんと直接関わる機会が多く、「ありがとう」という言葉をかけていただけたときには、自分の仕事が確かに誰かの役に立っていることを実感し、次の業務への大きな原動力になっています。
国家試験まで諦めずに走り抜けた学生時代
学生時代の自分を振り返ると、「諦めずに頑張り続けられた学生」だったと思います。国家試験の勉強では、思うように点数が伸びず何度も心が折れそうになりましたが、一緒に頑張る友人や支えてくれる先生方の存在が大きな支えになりました。分からないところを持ち寄って教え合ったり、先生に何度も質問しに行ったりしながら、少しずつ理解を積み重ねていくうちに、自信もついてきました。結果として、最後まで勉強をやり抜き、国家試験に合格できた経験は、今の仕事で壁にぶつかったときにも「もう一歩踏ん張ってみよう」と思える、自分の中の大きな軸になっています。
学び続ける姿勢が、現場での強みになる
大学時代に取り組んで良かったと感じているのはゼミ活動です。資料作成やプレゼンテーションを何度も経験したことで、人前で話すことへの苦手意識が薄れ、現在の学会発表や部署内での報告、他部署への勉強会など、さまざまな場面で大きく役立っています。また、在学中に取得できる資格にもっと挑戦しておけば良かったという思いもあります。学生のうちに身につけた知識や資格は、就職後すぐに任される仕事の幅を広げてくれます。臨床工学技士は、臨床と工学の両面から医療を支え、多くの職種から頼りにされる存在です。これから臨床工学技士を目指すみなさんには、ぜひ学ぶ機会を惜しまず、広い分野で活躍できる力を身につけて、多くの患者さんに安心・安全な医療を届けてほしいと思います。