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Interview 01

生命維持装置と最先端医療を支える臨床工学技士としての誇り

卒業生

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2024年度卒業生

辰巳 大樹さん

大阪学院大学高等学校 出身

独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター

24時間体制で重症患者の治療にあたる高度救命救急センターを有し、災害時にはDMAT(災害派遣医療チーム)として速やかに出動する体制を整えた、関西屈指の中核的な総合病院です。
がん治療をはじめとする高度で専門的な医療にも力を注ぎ、重症例にも対応できる医療資源と人材を備えています。救急医療から専門診療まで多職種が連携し、まさに「大阪の命の最後の砦」として、日本の医療の最前線を担っている病院です。

命を支える装置を任される、
現場の最前線で働く臨床工学技士

大阪医療センター臨床工学室で、血液浄化業務、手術室業務(手術支援ロボットの操作・機器対応など)、機器管理、心血管業務を担当しています。血液浄化では、装置を通して患者さんの状態が少しずつ安定していく様子が数値や表情の変化として見えるため、「自分の操作や判断がそのまま命を支えている」と実感できる瞬間が多くあります。長く関わる患者さんも多く、経過を追いながら一緒に少しずつ良くなっていく過程を見守れることも大きなやりがいです。手術室業務では、手術支援ロボットの操作や手術室全体の医療機器管理を担うことで、常に最先端の医療技術の現場に立ち会うことができます。さらに、ECMOやIABPといった生命維持管理装置の導入・離脱にも関わり、一人ひとりの患者さんの状態に合わせて装置の設定や運用を考えていくことで、自分の専門性が目の前の治療に直結していることを強く感じています。

真面目さを武器に、
学生時代から「社会人の前段階」を意識して行動

学生時代の自分を振り返ると、全体の中でも真面目な方だったと思います。レポートや課題などは、内容をきちんと考えたうえで締切を守って提出することを心がけていました。そうした一つひとつの積み重ねが、社会人になった今、当たり前に求められる「約束を守る」「責任を持って仕事をやりきる」といった姿勢につながっていると感じます。特に4年生の専門ゼミで、装置の開発に1から取り組んだ経験は、自分で調べ、考え、形にしていくプロセスを学ぶ良い機会になりました。限られた時間の中で試行錯誤を重ねることは大変でしたが、その分だけ完成したときの達成感も大きく、現在の機器管理や新しい装置の導入業務で「原理から理解しよう」とする姿勢に活きています。一方で、当時ゼミの中で取り組んでいた監視装置の特許取得まで関わりきれなかったことは、今も少し心残りです。だからこそ、これから学ぶ皆さんには、興味を持ったテーマには思い切って深く関わってみてほしいと思います。

学んだ知識は必ず現場で活きる。
国家試験の先にある“忘れられない瞬間”

これから臨床工学技士を目指すみなさんに伝えたいのは、「学生時代に学んだことは、想像以上に現場で役に立つ」ということです。授業で身につけた基礎知識はもちろん、臨床経験のある先生方から聞いた実際の症例やトラブル対応の話は、現場に出てから「あのときの話はこういうことだったのか」とつながる場面が少なくありません。そして、臨床工学技士になるためには、まず国家試験に合格する必要があります。受験勉強は決して楽ではなく、途中で不安になることもあると思いますが、その時期を乗り越えて合格通知を手にした瞬間の喜びは今でもはっきり覚えています。あの達成感は、大きな自信となって今の自分を支えています。つらいときこそ、将来臨床の現場で患者さんを支えている自分の姿をイメージしながら、一歩ずつ積み重ねていってください。努力は必ずどこかでつながります。

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