9月14日(月)、校友会主催の研修旅行を実施し、臨床工学科と診療放射線学科の学生24名が参加しました。
今回訪問したのは、医療・看護教育に使用されるシミュレータや、放射線・超音波分野などで活用されるファントムを開発・製造している株式会社京都科学です。
医療教育を支える製品とものづくりを見学
当日はグループに分かれ、会社の沿革や歴史的背景を学ぶ歴史展示室、装置や設備、ロボット、放射線関連の製品などを製造するファントム工場、新製品を中心に紹介いただいたシミュレータ展示室、シミュレータの製造現場という4つのルートを順番に見学しました。
歴史展示室では、京都科学の沿革や製品の変遷について説明を受けました。その後、放射線分野などで使用されるファントムや、さまざまな医療技術のトレーニングに使用されるシミュレータの製造現場を見学しました。
ファントムとは、人体の構造や特性を再現し、X線やCT、超音波などの撮影・検査に関する教育や研究に活用される模型です。学生たちは、普段の授業とも関わりの深い製品が、どのように開発・製造されているのかを間近で学びました。
最新のシミュレータを実際に体験
シミュレータ展示室には、気道管理や内視鏡、超音波検査をはじめ、注射や聴診など、さまざまな医療技術のトレーニングに使用される製品が展示されていました。
学生たちは、展示を見るだけでなく、実際にシミュレータに触れながら、それぞれの製品が医療教育の中でどのように活用されているのかを体験しました。
注射や聴診のトレーニングを体験
注射の練習に使用するモデルを手に取ったり、聴診器を使って心音や呼吸音などを確認したりしました。実際の患者さんを前にする前に、繰り返し練習できるシミュレータが、医療技術の習得を支えていることを学びました。
人体の構造や筋肉の動きを画像で確認
大型画面に映し出された人体の画像を操作し、身体の内部や筋肉の動きなどを視覚的に確認できる教材も体験しました。模型だけでなく、デジタル技術を活用することで、人体の構造や働きをさまざまな角度から学べることを知りました。
AI搭載の患者シミュレータを体験
会話型AIを搭載した患者シミュレータ「ALEX Gen AI」も体験しました。質問に応じて会話する機能を備えており、患者さんへの問診やコミュニケーション、状態の確認などを想定したトレーニングに活用できます。
学生たちは実際に話しかけながら、AIを取り入れた新しい医療教育の可能性に触れました。
臨床工学科と診療放射線学科、それぞれの学びにつながる製品も多く、見るだけでなく実際に触れて体験することで、医療教育を支える技術への理解を深める機会となりました。
見学後はバーベキューへ
京都科学での見学を終えた後は、参加者全員でバーベキューを楽しみました。
学科や学年を越えて交流しながら、見学とはまた違った雰囲気の中で楽しい時間を過ごしました。
今回の研修旅行は、普段使用している教育機器が作られる現場に触れ、医療教育とものづくりのつながりを知る貴重な機会となりました。
株式会社京都科学の皆さま、ありがとうございました。